「うちの子・・・来年小学生なのに、まだうまくハサミが使えないんです!」
先日、ママ友との会話の中でこんな話が出ました。すると聞こえてくる「うちもうちも!」「え~、それって遅くない?うちは器用に切ってるよ?」出来る出来ない、色々な声があります。
「うちは2歳から練習させてるよ。」「うちは幼稚園に入って習ったみたいだけど、家では使ったことがない。」使い始める時期も様々ですが・・・
でも実際、皆いつからハサミをうまく使えるようになるのでしょう?今回は・・・
- ハサミを使いこなせる時期
- ハサミの練習方法
- ハサミが使えると役立つこと
について、お話したいと思います。
子供がハサミをうまく使いこなせるようになる時期はいつ?
ハサミをうまく使いこなせるようになる時期は、個人差が大きく、4歳で使いこなせてる子もいれば、小学生どころか、大人になっても下手な人は下手です。
実は、ハサミをうまく使いこなせるかどうかは、カーブをうまく切れるかどうか?というポイントがあります。ただ、ハサミをまっすぐに押えれば、まっすぐに切れます。でも、カーブを切ろうとすると、コツが必要で、上手く使いこなせない子は、このカーブがうまく切ることができず、プツン、プツンと直線で切れちゃうんです。
力任せに切ろうとせず、ハサミを少しずつ動かし、加減しながら切ることで、うまくカーブが切れるかどうか決まります。これには、手先の器用さも現れます。生まれ持って器用な子もいれば、生まれ持って不器用な子もいます。
でも、不器用だからって諦めるのはまだ早い!練習しだいで、上手に使えるようになるんです。
ハサミは練習しだいでうまく使えるようになる!
ハサミが下手な子は、手首が硬く、指を動かすのが下手な特徴があります。
- 手首を回すストレッチ
- グー・チョキ・パー、指の運動ストレッチ
まずは、この運動をし、動きを良くします。そして、次のポイントは、子供の手の大きさに合ったハサミを使うこと!ハサミには、小さい上の穴に親指を、下の指に中指と薬指を入れます。「え?人差し指は?」と思うかもしれませんが、正しい使い方として、人差し指は穴の外で添えるだけです。
それから、しっかりハサミを持って練習です。
- 力を入れすぎない
- ハサミを大きく開く
- ハサミの根元で切る
- 途中でハサミを閉じ切ってしまわない
力を入れすぎず、ほどよく力を抜き、ハサミを大きく開き、途中で閉じてしまわないように注意しながら、根元で切るよう心掛けてみて下さい。そして、ハサミを動かすのではなく、切る紙を動かすことです。
これだけで、随分違いますよ!まずは、ハサミ、持ち方、使い方を見直してみて下さい♪
ハサミが上達するとこんなに役立つ
実は、このハサミの使い方が小学校のお受験で工作の試験の一環で取り入れられてるところもあります。その際、持ち方・使い方は重要なポイントになります。
それ以外にも、小学校に入ってからも、図工の授業があり、ハサミが上手に使えることは作品の出来にも関わって来ます。
「美容師や被服関係に将来進むわけじゃないから」と言われればそれまでですが、技術、家庭科、イベント等、様々な場でハサミを使う機会は出てきます。上手く使えて損はないでしょう。
最後に
- 4歳くらいから上手く使える子もいれば、大人になっても下手な人もいる
- 手首、指を柔らかくして、手に合ったハサミを正しい持ち方で持つ
- ハサミを大きく開き、閉じ切らないように、根元で切る
- 様々な場で将来ハサミを使う機会は多い
練習しなければ、下手なまま大人になってしまうことが多いです。ですが、一度マスターすれば、一生上手に使いこなせるはずです。たかがハサミ、されどハサミ。意外と役立つ機会は多いので、子供のうちに使い方を練習しておくと役立つでしょう。