先日、息子の友達がマイ財布を持って持って「お菓子買いに一緒に行こう」と来たんです。うちの息子は小学2年生。「え?お小遣いもらってるの?」と疑問に思ってしまったんです。
ここでのお小遣いは、お年玉や親戚にもらうお小遣いとは別の親から与えるお小遣いについて、各家庭によってお小遣いのルールがあるとは思いますが
- いつからあげる?
- お小遣いのメリット
- お小遣いのデメリット
- あげる場合の金額相場
ということを、親目線でお話をしたいと思います。
子供にお小遣いはいつからあげる?
- 小学生になったら
- 小学校高学年になったら
- 中学生になったら
だいたい上記の3つの時期に分かれるようです。
小学生になったら
小学生になると、算数の授業が出てきます。数字を覚え、計算を覚え、いくら使うといくらおつりが返ってくるという実践勉強になるからと与えるご家庭や、留守番するにあたり、子供にお小遣いをあげたり、何かのご褒美としてお小遣いを与えるということが出てきます。
小学校高学年になったら
計算もしっかりマスターし、少しずつ責任を持てるようになったからとお小遣いを与え、自分で管理する能力を持たせるために与えるご家庭が多いようです。
中学生になったら
休日に友達との付き合いも出てきます。自分で自由に使えるお小遣いが必要になり、毎月定額を与えるご家庭が増えるのはこの時期です。
子供にお小遣いをあげるメリット
- 金銭感覚が身につく
- 計画性が生まれる
- 物の価値が分かる
- お金を使う簡単さ、貯める苦労が分かる
- 失敗や後悔を学べる
上記のメリットについてそれぞれご説明します。
金銭感覚
自分でお小遣いを管理することで、お金は無限にあるわけではない、物には全て値段があり、全てが手に入るわけではないという金銭感覚が身についていきます。
欲しい物が全て手に入るわけではないというこの金銭感覚は、大人になった時も大きな失敗(借金)につながらないよう、大事なポイントです。
計画性
お小遣いは、基本いつでももらえるものではありません。決まった金額で物を買うには限度があります。あれが欲しいけど、今月は我慢して来月までお小遣いを貯めようという計画性も生まれます。
物の価値
今までは、親が買ってきたものを当たり前のように使ったり食べたりしていたと思います。しかし、それらには全て値段があり、それを親がお金を出して買ってくれていたんだと、物の価値を知ると共に親のありがたみが分かってきます。
お金の苦労
お金を使うのはあっという間です。しかし、貯めるのは本当に難しい、そういった苦労をすることで、お金の大切さや働いてお金を稼ぐ親の苦労も分かってきます。
失敗から学べる
お金は使うとなくなります。あの時あれを買わなければよかった。月の前半で使いすぎ、後半で金欠になってしまったなど、失敗をすることで後悔し、今後は気をつけようという学びにもつながりますし、計算も出来るようになってきます。
子供にお小遣いをあげるデメリット
- 使ってなくなるとまた欲しがる
- トラブルになる
- 物欲が強くなる
大きなデメリットはこの3つ!
使ってなくなるとまた欲しがる
今まで親が物を買ってくれていた時とは異なり、自分でお小遣いを持って買い物を出来るようになると、簡単に買い物ができます。ですが、すぐそのお小遣いも使い果たすと、「前借り」をお願いしだしたり、お小遣いが手元にないと不安になり、それが子供のイライラにもつながります。
トラブル
友達とのお金の貸借り、親への前借りとその曖昧さ、管理がしっかり出来ないとトラブルにつながり、周りがお小遣いをもらっていない中、多くのお小遣いをもらっていると友達に知られると、うらやましがる子から要求され、大きなトラブルにつながることも多々あります。
物欲
簡単に物が買えてしまうと、また欲しくなり、次から次に欲しい物が出てくる強い物欲につながります。これが万引きにつながることにもなりかねません。
上記のようにならないためにも、まずあげる時期やお小遣いルールも大切になってくるんです。
子供にお小遣いをあげる場合の金額相場は?
ベネッセ教育調査サイトが発表したお小遣いの金額相場は以下の通りです。
- 小学1年生 450円
- 小学2年生 228円
- 小学3年生 554円
- 小学4年生 443円
- 小学5年生 564円
- 小学6年生 823円
小学生の場合は、1,000 円以下が基本で、500円というご家庭が一般的なようです。それが、中学生になると1,000円~2,000円という相場になってきます。こういった周りの相場に合わせることも重要です。
「あれ?年齢によって関係ない?」と感じるかもしれませんが、小学校に慣れてきた2年生くらいで、悪さも覚えるようになり、一旦あげていたお小遣いを減らしたり廃止にする家庭も多くあります。
この平均相場を知ることも重要で、一般的な金銭感覚は子供の頃に出来上がるとも言われていますので、与えすぎには注意が必要です。
我が家の場合
ちなみに、我が家では基本的に子供にお小遣いを与えていません。息子は、たまに会う祖父母にもらう小銭を大事に貯め、本当に欲しい物が出てきた際に親に相談して一緒に買いに行くようにしています。
お小遣いを持っていたお友達のご家庭では、両親とも仕事をしているため、何かあった時のためにお小遣いとして決まった額ではなく、お財布に定額を入れてあるそうです。
ですが、それを子供達だけで買い物に行って使うのはまだ早いと判断し、子供にも注意したところです。お小遣いと共に、使い方にも目を配り、注意する必要がありそうです。
最後に
- お小遣いを与える始めるのは、小学校に入ったら・小学校高学年になったら・中学生になったらと3段階の時期が多い
- 金銭感覚や価値観、計画性も身につく
- 更なる物欲や、トラブルにつながることも
- 小学生の平均は500円・中学生は1,000円~2,000円
また、与え方として、小学生の間は、何かを手伝ってくれた、または何かを頑張ったご褒美にあげるのが一般的なようですが、中学生になると毎月1回の定額となることが多いようです。
むやみに与えるのではなく、はじめにルールや使い方を注意したうえで、お小遣いを開始するのがおすすめです。